バレーボールをしてすっかりクタクタになったリーダー氏。私もそろそろ限界が
やってきた(ていうか、限界まですんなよ!)
と言う訳でみんなと分かれて宿に戻る。あぁ〜、楽しかったなぁ。。。そうや
今日は大晦日。しかも、20世紀最後の日。リーダー氏はどこかで騒ぎたいなぁ、
何かやってないかなぁ?と聞き込みをしていた。
どうやら、海岸近くで若者が花火で楽しんでいるかもしれないとのこと。
それならば同じ宿に宿泊していた、タスマニアン姉ちゃんとアメリカ人カップルを
誘って5人で行くのはどうだろう?という話になり、夜を待つ。
夜。
宿の食堂脇のテレビが置いてあるリビングでリーダー氏とタスマニアン姉ちゃんと
アメリカ人カップルと私は他愛もない話をしていた。正確にはめいいっぱい話に
ついて行こうと必死やった。あと1時間半やそこらで21世紀というところで昼間の
疲れが出たのか?リーダー氏は少し寝るから直前に起こして!と私に頼み部屋に
戻ってしまった。すると何かが音を立てて崩れるかのように、タスマニアン姉ちゃんも
眠いから寝ると言って去り、アメリカ人の彼女も大きなあくびをしたので2人して
ゴメンね、良い新世紀を!と言って部屋に戻ってしまった。
まさに字の如く、世紀の瞬間だというのに、、、
ポツン、、、
リビングに独り残された私。テレビのチャンネルを回して、セリエAの
ユベントスVSACミラン戦を観戦して、淋しさを紛らわす。いつもなら高校時代の
連れと呑んでるのになぁ、、、などと急にセンチになったりして。
20世紀も残すところ15分となったところでリーダー氏を起こしに部屋に戻る。
リーダー氏は爆睡だった。
テレビのチャンネルをCNNに合わせる。21世紀までの時計が映し出された。
いよいよだ。
3、2、1、HappyNewCentury!!
しーん。へ?何もイベントが起きる気配なし。
え、そんな、、、
何もないのか?
そんな時、
ヒューーーン、ポンポン(しょぼい花火の音のつもり)というシケシケの打ち上げ
花火の上がる音がした。
お!リーダー氏と私は顔を合わせ、見に行きましょうか?ということで宿から散歩
することにした。ひょっとしたらラスカルという強盗集団に襲われるかもしれないのに。
ひたすら音のする方に向かって歩きつづけた。私は方向音痴。ひとりではもう戻れない
くらい歩いた時に、明かりが見えた。近づいて見ると、タイヤが燃えている!
えっ?暴動?
車が後ろから忍び寄る。ヤバイ!と思ったら通過。かなりビビってる私。
やがて10数人が電灯の下で集まっている。ひょっとして奴らがラスカルか?
近づくと(近づくなっつうの!)、顔を白く塗っている集団が居る。
オオボケな質問をする私。「ココで何してんの?」「新年を祝っているの。これから
パーティーをするから来ない?」「おーー!行く行く!!」という訳で彼らの後に
ついて行くと、小さな広場に出た。
そこでは大ばあさんからお父さん、お母さん、青年達、子供達が色々集まっていた。
数家族が集まった感じだった。
そこでまずパイナップルをウェルカムフルーツ!?として頂き、パクつく。次に出て
来たのはなんとこのクソ暑いのにMILO(ミロ)!えーー?でも美味しいので飲む。
そこで話をしていると大ばあさんが歌い始めた。すると回りの人々がそれにつられて
歌い、伴奏が入る。その素晴らしいハーモニーは私のつたない文章ではとても伝えきれない。
ヒトコトで言うならば美しい!のヒトコトに尽きる。人々は歌い、踊り、奏で、、、
私は聞き惚れていた。そこで一番エライ感じのするお父さんに腰蓑をおばちゃんがつけようと
していた。それがまたなかなか良い代物で、私もつけてみたいと思ったが一番偉い人で
あろう大ばあさんとお父さんだけしかつけてない。でも、でも、、、
私は無意識にあれをつけてみたい!と近くのおばちゃんに言っていた。すると、ちょっと
待ってなさいと言ってお父さんのを外して持ってきてくれたえに私に腰蓑をつけてくれた。
こうして、歌い、踊り、顔に化粧をして(といっても白いパウダーを塗っただけ)
楽しいひと時を過ごした。時間は過ぎ、リーダー氏と私はこのパーティー会場を
去る事にした。すると彼らのうち5〜6人が夜道は危険だからエスコートするよ
と申し出てくれた。本当にラスカルという強盗集団は居るらしい。助かった。
私は道が分からなくなっていたから、、、
興奮したまま宿に辿りつくとリーダー氏は「ワンカップ大関」を彼らにプレゼント
していた。彼らは呑んだのだろうか???